社長の想い木はすばらしい特徴を備えた材料である。しかし何せ命あるものだから、無機質の大量生産の材料のように均一、均質というわけにはいかない。そこが製材業に携わる者として、難しさでもあり、面白味でもある。 同じ人間でも個人差があり、素直なやつもいれば、少し癖のあるやつもいるように 材木の特性を十分知った上で、その木を生かして使うのが職人というものだと考えている。 建具にしても、家具にしてもそれぞれに木の特徴を生かし、使い方を知った上で扱う職人が少なくなってしまうように思うのは、私だけだろうか。 また、実際に使う方も木の特性を理解し、日常の中で皆様に育ってて行ってほしいと願っている。 ファッションに流行があるように、材木にもその時代、時代に好まれるものがあるようだ。 職人の経験を生かして、お客様のニーズに合ったものをお届けしたい。 有限会社新井材木店 代表取締役 新井 進 |